初心者におすすめの副業 「データ入力」について解説

新型コロナウィルスの影響で副業が注目されるようになってきました。

「スキルはないけど副業を始めてみたい」「試しに何かやってみたい」という方におすすめなのが「データ入力」です。

今回はデータ入力を始めるにあたっての基礎についてまとめました。

この記事を読めばデータ入力の始め方や作業内容、どのくらい稼げるのかがわかります。

副業初心者にデータ入力がおすすめな理由

特別なスキルがいらない

データ入力を行うには、日本語を理解していてパソコンのキーボード入力(タイピング)ができれば十分です。

資格や特別なスキルはないので、すぐに始められるというのが魅力です。

在宅でできる

データ入力の仕事はパソコンとネット環境さえあればどこでも行えます。

受注から納品までの作業が全て在宅で行えます。

1件1件の案件の作業時間もそれほどかからないので、スキマ時間で作業できるのは嬉しいですね。

家事や子育てで忙しい方でも始めやすい副業といえます。

初期費用が少ない

データ入力を始めるのに必要な設備はパソコンとインターネット回線くらいです。

パソコンはスペックは低くても全く問題ありません。2~3万円程度の安価なノートパソコン十分です。

常にインターネットに接続している必要はないので、インターネット回線はスマホのテザリングでも大丈夫です。

たまにExcelでの納品という場合もありますが、無料のGoogleスプレッドシートで作業してExcelファイルに変換すればOfficeを購入しなくても何とかなります。

基礎的なITスキルが身につく

データ入力業務を通して、以下のような基礎的なITスキルを身に着けることができます。

  • パソコンの基本操作
  • タイピング
  • スプレッドシートの操作

データ入力ってどんな作業をするの?

紙文書のデータ化

データ入力と聞いて最初に思い浮かぶのが、「紙文書のデータ化」ではないでしょうか。

紙文書の内容をパソコン上のファイルに入力し、デジタルなデータに変換する作業です。

このタイプは非常に単純な作業なので、報酬単価は安い傾向にあります。

1件ごとの作業量は少なく、スキマ時間で行うのに最適です。

紙で作成された文書なら何でも対象になります。

  • アンケート結果
  • 手書きメモ
  • 名刺
  • ゴム印の陰影
  • 伝票
  • 手書き書類

挙げればきりがないくらい多岐にわたります。

扱う情報は個人情報や機密情報にあたる場合があるので、文書内容の取扱いには十分注意するようにしましょう。

音声の文字化

音声データの文字化は、「文字起こし」などと呼ばれる場合もあります。

内容は、文字通り録音された音声を文字データに起こす作業です。

対象は以下のようなものが挙げられます。

  • 打合せ
  • インタビューやアンケート
  • 講義や講演会
  • 座談会

音声はタイピング速度より早い場合が多いため、何度も一時停止や巻き戻しをしながら根気よく作業する必要があります。

作業難易度は若干高めなので、報酬単価は紙文書のデータ化よりも高くなります。

1件ごとの作業量は多めなので、タイピング速度に自信のある方には特におすすめです。

商品紹介文作成

オークションやショッピングサイトに掲載する商品の紹介文作成という案件もあります。

商品紹介のテンプレートが用意されており、商品説明を見ながら項目を埋めていくという作業になります。

入力内容の判断が必要になってくるので、報酬単価は高めです。

案件数も多く、割といつでも募集しているイメージです。

タイピングは遅くても問題ないため、報酬単価を高めたい場合にはおすすめです。

データ入力はどのくらい稼げるの?

データ入力の報酬体系

データ入力の報酬体系は、大きく文字単価方式と案件単価方式の2通りがあります。

文字単価方式

1文字〇円といった報酬体系。
1文字0.1円~0.5円が相場。
案件単価方式

1件〇円といった報酬体系。
1件10円~5,000円が相場。

案件数は文字単価方式より案件単価方式の方が多いイメージです。

案件単価方式の場合は「音声の文字起こし」が高単価になる傾向にあり、60分程度の音声1件で3,000円~5,000円の募集がよく見受けられます。

時間単価を計算してみる

データ入力の時間単価がどれくらいになるか計算してみましょう。

ここでは簡単化のため、文字単価方式の場合で計算します。

平均的なタイピング速度

タイピング速度は1分間当たりの英単語入力数(WPM)で計測されます。

平均的なタイピング速度は40WPM。

つまり、1分間に40単語入力できるのが一般的なタイピング速度ということになります。

WPMは以下のサイト(英語)で計測できます。

【外部サイト】RATEAYPE

ちなみに私はWPM99で、そこそこ速めタイピング速度らしいです。

英単語の平均アルファベット数

英単語のへ近アルファベット数は4.5文字です。

【参考サイト】英文のエントロピー

つまり、WPM40とした場合は1分あたりアルファベット180個入力できるということになります。

40単語 × 4.5文字 = 180[文字/分]

日本語入力の場合に置き換えると

日本語入力の場合、1文字入力するのに必要なアルファベット数は約2文字。
つまり、1分間に90文字が平均的な入力速度と言えそうです。
180[文字/分] / 2 = 90[文字/分]
1時間休みなく入力を続けた場合、5,400文字入力できることになります。
90[文字/分] × 60[分] = 5,400[文字/時間]

1時間当たりの報酬額

文字単価を0.1円~1円とした場合、時間単価は540円~5,400円と計算できます。
文字単価の重要性がわかりますね。
案件を選ぶ場合は文字単価0.2円のものを選んだ方がよさそうです。

実際のところどうなの?

クラウドソーシングサイトで案件を探してみると、文字単価0.5円を超えるものはめったにありません。

つまり、運よく高単価の案件を複数受注できたとしても、時間単価は2,700円程度が上限となります。

実際のところでは、時間当たり700円~1,200円程度に落ち着く場合がほとんどです。

データ入力はどうやって始めるの?

データ入力の仕事はクラウドソーシングで受注するのが一般的。

クラウドソーシングサービスの中でも特に「ランサーズ」と「クラウドワークス」がデータ入力案件に強い傾向にあります。

案件には「タスク方式」と「プロジェクト方式」の2種類があります。

タスク方式

1件数十分で完了できる低単価な案件

プロジェクト方式

完了に時間を要するが、高単価な案件
最初はタスク方式の案件をいくつか受注して、実績を稼ぐのが定石です。
慣れてきたらプロジェクト方式の案件にもチャレンジしてみましょう。

データ入力に向いているのはこんな人

パソコンを使った作業に抵抗のない人

データ入力はずっとパソコンに向き合って作業を行う必要があります。

パソコンを使った作業に抵抗のない人が向いています。

単純作業が苦にならない人

データ入力はひたすら単純作業を繰り返すタイプの副業です。

単純作業に没頭できる人が向いています。

責任感のある人

入力したデータの正確性や納品時期によってあなたの評価が決まります。

入力不備がないかチェックしたり、納期を守って作業できるような責任感のある人が向いています。

まとめ

今回は「初心者におすすめの副業 「データ入力」について解説」という内容でお伝えしました。

データ入力は大きく稼ぐことは難しいですが、難易度が低いため副業の入門にはぴったりです。

データ入力で副業に慣れてきたら、Webライター等の他の副業にもチャレンジしてみてください。

 

この記事が皆さんのお役に立てば幸いです