最近では働き方改革の一環として、副業を認める大手企業も増えてきています。
副業を行うためのプラットフォームも整備されてきており、副業を始めるなら今が絶好のチャンスと言えます。
これを機に副業を始めようと思っている方も多いのではないでしょうか。
厚生労働省が発行している「副業・兼業の現状①」という資料によると、ここ10年ほどで副業をする人が一気に増加していることが見て取れます。
副業を始める理由は人それぞれですが、筆者の周りでは夢を叶えるために副業をしている方が多いですね。
今回は「副業とは何か」や、「副業とみなされない副業」についてお話していきます。
副業とは
最近では厚生労働省が副業を推進しており、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」という資料を発行しています。
この資料にもあるように、「副業」には「兼業」や「複業」などの同義語が存在します。
これらの言葉の違い、わかりますか?
ここでは副業の定義について解説していきます。
副業の定義
副業というのは、メインとなる本業とは別に、収入を得る目的で業として行っている仕事のことを指します。
例えば会社員が本業の方がハンドメイド制作・販売で収入を得ている場合、これは副業にあたります。
後述しますが、不用品の販売等で一時的な利益を得るような場合は、副業には当たりません。
ちなみに、学生が労働収入を得る場合も「副業」と呼ばれる場合があるようです。
この場合は「学生が本業」という位置づけですね。
副業と兼業の違い
「副業」と「兼業」はほぼ同義です。
「副業」が仕事のメインとサブを明確に定義しているのに対し、「兼業」の場合はメインとなる仕事を定めません。
あくまで本人の捉え方の違いなので、「副業」・「兼業」のどちらを使っても問題ありません。
「複業」とは?
「複業」とは、「副業」をもじった造語です。
意味的には兼業と同じで、メインとなる仕事を定義しないものになります。
読み方は「副業」と一緒なので、あえて使う場面はほとんどないでしょう。
副業にならない副業について
社会の風潮は副業解禁の流れですが、未だに副業が禁止されている会社も多くあります。
ちなみに公務員の場合は法律で副業が禁止されています。
実態は副業だけど、「副業とはみなされない副業」というものが存在します。
そんな「副業にならない副業」なら、副業禁止の会社や公務員でも取り組むことが可能です。
どんなものがあるか、例を挙げます。
投資・ギャンブル
株式投資や不動産投資等の自己資産の投資は副業とみなされないのが一般的です。
私が勤めている会社の場合、役職者になるとかなりの割合の方がやっていますね。
FXや仮想通貨は投機(ギャンブル)に近いですが、こちらも副業とはみなされません。
もちろん、競馬やパチンコ等の純粋なギャンブルで稼いでいても副業にはなりません。(おすすめはしません)
家事の手伝い
実家が農家や商店等の自営業を営んでいて、その手伝いをしている場合はどうなるのでしょうか?
このような場合、たとえ対価を受け取っていたとしても副業とはみなされない場合がほとんどです。
配偶者が自営業者の場合、その手伝いをするというパターンもあります。
不用品の販売
身の回りの不要なものをオークションサイトやフリマサイトで販売した場合はどうでしょうか?
この場合、継続して利益を得ている訳ではないため、副業とはみなされません。
利益のために仕入・販売を行っている場合は副業となるため、注意が必要です。
副業が会社にバレてしまった場合はどうなる?
もし副業禁止の会社に在籍していて、副業がバレてしまった場合はどうなるのでしょうか?
多くの場合、ほとんどお咎めはありません。
というのも、副業をすること自体は法律で認められた権利とみなされるので、就業規則で禁止していても実質的に効力はありません。
注意程度で済まされることがほとんどで、処分を受けることは稀です。
ただし、その後の昇格等に響く可能性は否定できないので、もし副業禁止の会社で副業をする場合には様々な注意が必要です。
以下の記事で会社にバレずに副業をする方法を記載してありますので、参考にしてみてください。
今回は副業を始めたいけど会社バレが怖くてなかなか踏み出せない方に向けた記事となります。最近は副業を解禁する企業も増えてきましたが、まだまだ就業規則で副業禁止されているところも多いようです。日本政府としては副業・兼業を促進する[…]
まとめ
今回は副業の定義と、類義語との違いについて解説しました。
- 「副業」「兼業」「複業」ほ意味的にはほとんど一緒
- メインとなる本業を定めるかどうかにより、呼び方が異なる
- 内容的に副業だけど、副業とみなされないような仕事もある
- 副業禁止の会社で副業バレしてしまってもペナルティはほとんどない
最初にも述べましたが、副業を始めるなら今が絶好のチャンスです!
生活を改善するため・夢を叶えるために副業にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。