副業としての動画編集ってどうなの?作業内容や始め方について詳しく解説

ここ数年、動画コンテンツは爆発的な勢いで増えてきていますね。

Youtubeの広告収入で稼ぐYoutuberも一般認識されてきており、動画需要はますます高まっています!

動画コンテンツには動画編集が必須。

動画需要の増加に伴い、動画編集の需要も高まってきていますが、需要に対して供給が追い付かなくなってきているようです。

初心者の内から副業として動画編集にチャレンジしている人も徐々に増えてきていますね。

動画編集は難易度は高い副業ですが、始めるならライバルが少ない今がチャンス!

今回は動画編集を始めるにあたって必要な知識を具体的にまとめました。

この記事を読めば動画編集の仕事内容・収入・始め方について理解できるようになります。

動画編集って具体的に何をするの?

動画編集と聞いてどんな仕事を想像するでしょうか?

動画を切ったり繋げたり、テロップを入れる等を想像しますよね。

実際にはこの他にもたくさんやることがあります。

ここでは動画編集の流れをご紹介します!

案件を受注する

まずは動画編集の案件を受注しないと始まりません。

初めのうちはクラウドソーシングで仕事を探して受注するのが一般的。

実績が増えてきたらSNS等で案件の募集をかけるようにするとお得意様が見つかりやすくなります。

実績が豊富なほど高単価の案件を受注しやすくなります。

実績がない最初のうちは案件の受注に苦労しますが、プロフィールや提案文を工夫してあきらめずに何件も応募してみましょう。

初心者が案件を受注するコツについては後半で説明します。

顧客と打合せをする

案件の受注に成功したら、顧客と打合せを行います。

このとき素材となる動画ファイル等を受け取り、動画の完成形イメージを固めます。

事前に顧客の公開している動画を確認できればイメージが固めやすくなると思います。

追加料金についてもこの段階でなるべく合意しておきましょう。

動画編集をする

打合せが終わったらいよいよ動画を編集していきます。

必要な作業について解説していきます。

カット編集

カット編集とは、素材の動画ファイルを部分ごとにカットしてつなぎ合わせる作業のことです。

不要なシーンをを取り除いたり、順番を入れ替えたりして1本の動画に仕上げていきます。

打合せの時に、カットしてほしいシーンについて指示があった場合にはそれに従います。

このタイミングで各シーンの音量調整も行います。

動画の再生時間が指定されている場合がほとんどなので、どのクリップをどの程度使用するのかを試行錯誤しながら調整します。

ビデオエフェクト

ビデオエフェクトは、カットごとにエフェクトをかける作業です。

カットをスライドインさせたり、スムーズなシーン切り替わりを作り込んだりします。

ここで失敗するとダサい動画が出来上がってしまうので、クリエイターの腕の見せ所です。

効果音入れ

効果音入れとは、動画にBGMや効果音を入れる作業です。

顧客によっては定番のBGMがあったりするので、BGMファイルが提供されている場合はそれを使いましょう。

効果音の入れ方も顧客の好みがわかれるところですので、事前にほかの公開動画を確認してイメージをつかんでおいた方が良いです。

テロップ入れ

テロップ入れとは、トーク内容を文字に起こしてテロップを入れる作業です。

慣れないうちはテロップの表示タイミングを調整するのが難しく、一番時間のかかる作業になります。

解説系の動画の場合、必要に応じて解説文をいれます。

サムネイル作成

サムネイル作成を合わせて依頼される場合もあります。

サムネイルとは、動画の一覧や概要で表示される画像のことです。

画像編集ソフトを使って画像の加工や文字入れを行います。

書き出し

書き出しとは、編集した内容をまとめて動画ファイルとして書き出す作業です。

大抵はH264という形式で書き出しを行います。

書き出しの画質についてもここで調整を行いますので、顧客からの指示に従いましょう。

書き出しは非常にマシンパワーを使う作業であり、完了までに時間がかかります。

動画を納品する

完成した動画ファイルを顧客に納品します。

納品方法は顧客の指示に従います。

アップローダーやクラウドストレージへのアップロードを指示される場合が多いと思います。

アップロード後の動画を顧客にチェックしてもらい、問題があれば修正を行います。

修正内容によっては追加料金が必要になる場合があるので、その場合は交渉を行いましょう。

これを数回繰り返して、修正箇所がなくなれば納品完了です。

動画編集ってどのくらい稼げるの?

難易度高めの動画編集ですが、気になるのがどのくらい稼げるかですよね。

ここでは動画編集の報酬についてご紹介します!

動画編集案件の報酬単価と時間単価

動画編集案件1件当たりの報酬単価はどのくらいなのでしょうか?

実際にクラウドソーシングサービスで調べてみました。

動画の長さや追加作業により単価は変動しますが、大体3,000円~30,000円くらいの案件がほとんどです。

サムネイル作成等の追加作業のない動画編集案件の場合、15分あたり3,000円~5,000円が相場です。

15分ほどの動画の編集には大体2~3時間かかりますので、時間単価は1,000円~2,500円といったところでしょうか。

動画編集の月額報酬

次に月額報酬を計算してみましょう。

週に15分程度の案件を2件こなせると仮定した場合、月あたり8件で月額報酬は32,000円ほどとなります。

平日も毎日2~3時間の作業時間を確保できるなら約3倍の10万円程度は稼ぐことができそうですね。

動画編集は他の副業に比べると非常に稼ぎやすく、リピート顧客を獲得できれば安定して稼ぎやすい副業です。

動画編集を始めたいけど何を準備すればいいの?

動画編集を始めるには何を準備すればいいのでしょうか?

必須なのはミドル~ハイスペックパソコンと、動画編集ソフトです。

サムネイル作成も請け負う場合は画像編集ソフトも必要になります。

パソコン

動画編集をするには、パソコンが必須です。

パソコンはなるべくスペックの高いものを使うべきです。

というのも、動画編集ソフトを快適に動かすにはそれなりのスペックが必要だからです。

多くの方が使っている動画編集ソフトAdobe Premier Proの推奨スペックは以下の通りです。

  • Windows CPU:64 ビット対応マルチコアプロセッサー
  • OS:Windows10
  • メモリ:16 GB 以上
  • ディスク:8 GB 以上の空き容量
  • ディスプレイ:1920 x 1080 以上

【参考】Premiere Pro CC の必要最小スペック 

ディスクは8GB以上の空き容量とありますが、あくまでもソフトをインストールするための最低容量です。

素材や編集中のプロジェクトファイル、動画ファイルを保存する必要があるので、100GB以上の空き容量があるSSDを使った方が良いでしょう。

一般的な事務作業用途パソコンの場合、メモリは8GB以下しか積んでいないものがほとんどです。

動画編集ソフトを動かすだけでも高スペックなパソコンが必要なことがわかりますね。

動画編集ソフト

動画編集ソフトも必須ツールとなります。

動画編集ソフトはAdobeのPremire Pro と AppleのFinal Cut Proの二つが主流です。

機能面では大差がないので、上記どちらかを選べば間違いありません。

Premier Pro

Premier Proはサブスクリプション形式の料金体系になっており、月払いか年払いが選べます。

月払いだと3,828円、年払いだと28,776円です。(2021年現在)

たまに割引セールを行っているので、運が良ければ30%ほど安く購入できることもあります。

7日間の無料体験が可能になっているので、動画編集作業を体験することも可能です。

最初は月払いにしておいて、動画編集が自分に向いていると思ったら年払いに変更することをおすすめします。

Final Cut Pro

Final Cut ProはPremier Proと異なり買い切りタイプです。

価格は36,800円です。(2021年現在)

90日の無料体験が可能なので、じっくり学習することができますね。

Macでしか使えないので注意が必要ですが、Macユーザーはこちらを使っている方が多い印象です。

無料体験期間が長いので、その間に自分が動画編集に向いているかどうか確認しましょう。

実績なしで案件を受注するには?

動画編集を始めた直後はプロフィールや提案文に書ける実績がないため、案件の獲得に苦労します。

初心者が案件を獲得するためにすべきことをご紹介します!

プロフィールを作り込む

発注側は必ずあなたのプロフィールをじっくりと読みます。

もしあなたが発注者側だったとしたら、相手がどんな人物なのか確認してから依頼を出したいですよね。

プロフィールの内容が適当だったら、仕事も適当そうで安心して依頼を出せないと思います。

プロフィールに書ける実績がない場合、その他の部分で妥協してしまうと競合に負けてしまいます。

プロフィールを書く際に注意すべきポイントを解説していきます。

名前は誠実さを感じられるものを選ぶ

名前は自由に設定できますが、あまりふざけた名前を設定するのはおすすめしません。

あなたの実名を設定できるのであればそれがベストです。

副業の場合会社バレ等を気にして実名が使えないこともあると思います。

その場合は、実名に近い名前を設定するとよいでしょう。

プロフィール写真を設定する

プロフィール写真はイラストではなく実際の写真を設定しましょう。

発注者からすると写真で相手の人相がわかったほうが安心します。

自分の顔写真を載せるのに抵抗がある方は、顔を判別しづらい角度の写真でも構いません。

身だしなみを整え、清潔感の感じられる写真を撮りましょう。

あなたの強みを記載する

プロフィールには必ずあなたの強みを記載しましょう。

あなたの強みが発注者のビジネスに対してどんな価値を提供できるか、具体的に記載していきます。

発注者側としては、自分のビジネスにメリットのない初心者をあえて選ぶ理由がありません。

自分の価値を最大限アピールしましょう。

初心者であることは書かない

プロフィールにはあえて「初心者です」とは書かなくて大丈夫です。

発注者からすると、「自信がないのかな?」と感じてしまいます。

逃げの文言と捉えられてしまう文章は書かないようにしましょう。

まとめ

今回は「副業として動画編集ってどう?作業内容や始め方について詳しく解説」という内容でお伝えしました。

動画編集は非常に稼ぎやすく、これからも需要がどんどん伸びてくることが予想されます。

専門スキルが必要なため参入障壁が高いですが、今のうちに参入できれば今後も長く稼ぎ続けることができるはずです。

少しでも興味があれば、是非一度チャレンジしてみてください。

この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。